Fedora16のftp接続ができない、を解決(2012.9.15)

 LinuxのFedora16でftp接続に苦労しました。

ftpの接続方法を簡潔にまとめました。
各サイトにはいろいろな設定の記載がありますが、下記のみで接続は可能です。
余計な情報に振り回されないで! 同様の件で苦労している方は下記を参照ください。
下記1および3以降のコマンド入力は「端末」とよぶコンソールで、suによりroot権限から実施します。

●一般権限ユーザでのftp接続

1.ftpをインストールする。
 yum -y install vsftpd

2.FireWall で 21を開ける。
 アクティビティ→アプリケーション→ファイアーウォール
 警告を閉じたのち、「信頼したサービス」から「FTP」に「レ」を入れ、「適用」、警告を「はい」。

3.ftpを起動する。
 systemctl start vsftpd.service (必要に応じて自動起動にする)

4.SELINUXのftp制限のみを停止する。
 setsebool -P ftp_home_dir on
 実施後、再起動する。

5.vsftpdの設定ファイルは変更不要
 次のファイルは、デフォルトのままにする。 /etc/vsftpd/fpusers、/etc/vsftpd/user_list
 他サイトで掲載変更の記事があるが、セキュリティの必要性に応じて採用されたい。
 他サイトを参照するあまり、変更箇所が不明になりデフォルトに戻せなくなった場合は、
 ftpを一度アンインストール(yum -y remove vsftpd)すると、初期化されるから、その後1から始めると良い。

6.hostsファイルは変更不要
 /etc/hosts.allow、/etc/hosts.denyは変更しない。
 前述と同様、セキュリティを考えて他のサイトでは変更を紹介している。
 ftp接続にこれらファイルの変更は必須ではないが、必要に応じて他サイトの紹介記事を参照されたい。

7.接続確認
 以上で、一般権限ユーザは接続できる。Windows端末から、ffftpで検証した。

 ※apacheのデフォルトroot「/var/www/html」はこのままでは不可視になっている。
  setenforce Permissive を実施し、
  さらにフォルダ権限を設定(chown ユーザー名 /var/www/html )すると読み書き可能になる。  

●rootユーザーでのftp接続
一般権限ユーザでのftp接続の1〜4実施の後、
/etc/vsftpd/fpusers、/etc/vsftpd/user_list のrootの行を削除する。
setenforce Permissive 再起動をすると元に戻るので都度実施必要。(固定はできない?)


XAMPPの利用と文字化け (2012.7.1)

 久々の記載です。今回転職した先の会社は、少人数のため、情報部門ですべてをやらねばなりません。外注も大掛かりなシステムを除いて自分たちでやらねばなりません。
一応これまでもPHP,Javaは製作進捗のマネージメントをしてきたのですが、自分で業務で作成するのは何年ぶりかです。社から勤怠システムの製作を命ぜられました。
 このやもめの会でもソフトウェアとか開発なんてコーナーを追加しなければなりません。

 今回のお題はXAMPPです。データベースの主流はすでに馴染みのあるPostgreSQLからMySQLに代わりつつあり、XAMPPはapacheとMySQL他必要なものを簡単に導入してくれるものです。
 開発はすぐに実機で行なうものではありませんから、こうした簡易版の稼働環境があると開発環境の作成時間が省力化でき非常に便利です。時代は変わったのですね。

 しかしながら、早速文字化けで苦労しています。無難に文字コードはUTF-8で統一しているつもりですが、漢字がデータベースに入らず、?????で表示されます。
 各サイトを覗くとこの話題は多く、いずれもその情報にばらつきがあり、しっくりと解決できるものではないようで、誰もが苦労しているようです。
 この解決策のスタンダードを今後探ろうと思います。まずはこんなところで。

 解決策があると思って訪れた方はすみません。
 でも、今月中にやもめの会流のXAMPP文字化け解決策を研究発表しますので、またお出でください。

インターネットエクスプローラー7の自動配布が始まります。 (2008.2.9)

 今月13日よりIE7の自動配布が始まります。企業で情報管理していらしゃる方は要注意です。また営業や製造部門においては、取引先からIE7への対応をどうするかについての問い合わせやアンケートが寄せられる場合がありますので、きっちり固めた方針を回答できるよう、その内容を該当部署に伝えてあげねばなりません。

 インターネットに常時接続されたWindowsXP以上のコンピューターで、WindowsUpDateをonにしていれば当日自動的に導入されるものと思います。WindowsVistaではすでにお馴染みですが、WindowsXPのユーザーは意図的にインストールしない限り始めてのこととなります。当方も何度か家庭では試していますが、マイクロソフトのタブブラウザはこうだ!と言わんばかりの意欲的な製品で、ベータ版だった当時感動したものです。欠点はやはりIE6に比べると若干重い点でしょうか。

http://www.yamome.com/yamome_old/pasokon/pasokon.html#20060718

 企業で情報管理する立場では、今回も即時導入は避けたほうが良いです。EDIやASPを使ったシステムではこれに対応しないスクリプトを利用している可能性もあり、テスト機などでの検証後に導入することをお奨めします。マイクロソフトもそうした問題を配慮して、ツールを用意しています。これをあらかじめインストールしておくとIE7がインストールされないのだそうです。

 ここで注意です。このツールについてもあらかじめ導入テストをすることをお奨めします。レジストリに変更を加えるツールなので、I E7がインストールされなくても、別のアプリケーションやシステムで不具合を起こす可能性がないとは言い切れません。一番良いのはWSUSなどのダウンロード一括管理システムを導入している環境であれば、ファイル名を指定して導入自体を止めてしまい、現行環境を維持することです。もうすでに準備はお済みと思いますが。

IE7BlockerToolkit_0816.exe(IE7が自動導入されないようにする、MS社提供のソフトウェア)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=4c12d92f-808d-4c21-96ca-dc191a0a8e41&DisplayLang=ja

*紹介する製品の導入にあたっての責を負いません。特に企業内PCに情報管理者の許可なしに導入することは絶対におやめください。

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